1995 宮脇邸

兵庫県　西宮市

１９９５年１月１７日大きな爪痕を残した阪神大震災。建物を造る仕事は人の生命の安全を預かるということ。誰もがこのことを痛感したのではないだろうか。宮脇さんも自宅購入４年目にしてこの震災で全壊してしまった。あくまでも従来木造工法にこだわりたいという宮脇さんのこの言葉に衝き動かされ、ローコストで強く、かつ家族の絆を包む温もりのある住空間をキーワードにこの住宅は完成した。天災と人災の意味をこの仕事を通じて考えさせられた。